腹痛とは腹部に痛みを訴える症状のことです。生活習慣の乱れやストレスによる自律神経の乱れも腹痛の原因になりますが、消化器系、循環器系、泌尿器系の病気に起因していることも考えられます。隠れた病気のサインとなる場合もありますので放置せずに病院を受診する事が大切です。
腹痛は主に以下の3種類に分けられます。
①内臓痛
臓器に力が加わり、収縮、伸展、痙攣することで起こる痛みです。何となくお腹が痛い鈍痛で、痛みの場所ははっきりとしません。
- 例:下痢、便秘
②体性痛
臓器の腹膜にある知覚神経が刺激されて起こる痛みです。突き刺す様な鋭い痛みで痛みの場所がはっきりとしています。当然痛みが起こるので緊急対応が必要になる場合もあります。
- 例:腹膜炎、虫垂炎、胆嚢炎、急性膵炎
③関連痛
内臓から生じた痛みが神経で繋がっている皮膚や筋肉などの表面から生じているように感じられる痛みです。 お腹の表面が痛むと感じることが多いです。
- 例:狭心症