内視鏡検査
胸焼けに内視鏡検査は必要?原因・検査内容・費用を消化器専門医が解説|八千代市

「食後に胸がじりじりと焼けるような感じがする」「夜中に酸っぱいものが込み上げてくる」――そんな症状にお心当たりはありませんか。胸焼けは消化器系のトラブルとして多くの方が経験しますが、市販の胃薬でごまかし続けることには注意が必要です。
結論からお伝えすると、胸焼けが2週間以上続く場合は、内視鏡検査(胃カメラ)で食道・胃の状態を直接確認することが重要です。胸焼けの多くは逆流性食道炎が原因ですが、胃炎・胃潰瘍・バレット食道など、放置すると将来的に深刻な病気につながるリスクがある疾患が隠れている場合があります。
この記事では、消化器専門医の視点から、胸焼けと内視鏡検査の関係を、原因・検査内容・費用・流れまでわかりやすくまとめました。
- 胸焼けの主な原因と「受診すべきサイン」がわかる
- 内視鏡検査(胃カメラ)でわかること・検査の流れがわかる
- 検査費用の目安と、苦痛を少なくするための工夫がわかる
胸焼けが続いて原因を調べたい方へ
東京都八千代市で胸焼けや胃の不快感について相談したい方は、浜野胃腸科外科へご相談ください。症状や経過に応じて、内視鏡検査が必要かどうかを丁寧にご案内します。
市販薬で改善しない症状や繰り返す胸焼けがある方は、一度原因を確認することをご検討ください。
WEB予約はこちらこんな胸焼けは要注意――見逃してはいけないサイン
「いつもの胃もたれ」と思って放置していませんか?
胸焼けは日本人に非常に多い症状です。食べすぎや飲みすぎのあと一時的に出る胸焼けであれば、生活習慣の改善で落ち着くことも少なくありません。しかし、「2週間以上続く胸焼け」や「週に2回以上繰り返す胸焼け」は、消化器疾患が関わっているサインである可能性があります。
市販の制酸剤や胃薬を飲むと一時的に楽になるため、受診のタイミングを逃してしまう方も多くいらっしゃいます。薬で症状を抑えているあいだにも、食道や胃の粘膜では変化が起きていることがあるため、「薬が効いているから大丈夫」と判断するのは危険です。
こんな症状が伴う場合は早めに受診を
以下のような症状が胸焼けと一緒に現れている場合は、消化器内科への早めの受診をおすすめします。
- 食事が飲み込みにくい・のどや胸につかえる感じがある
- 体重が減ってきた、食欲がわかない日が続く
- 夜中や早朝に酸っぱいものが口まで上がってくる(酸逆流・呑酸)
- 黒い便・血便が出た、または便潜血検査が陽性だった
- 市販薬を飲んでも1〜2週間たっても改善しない
これらの症状は食道や胃の粘膜に何らかの問題が起きているサインとして受け止め、内視鏡検査を含めた専門的な評価を受けることが大切です。
⚠️ 「胸が痛い・締め付けられる感じ」は心臓疾患(狭心症・心筋梗塞)の可能性もあります。突然の強い胸の痛みや呼吸困難を伴う場合はすぐに救急を受診してください。
胸焼けの主な原因と仕組みを知ろう
胸焼けはさまざまな原因によって引き起こされます。症状が似ていても、背景にある病気によって治療法が異なります。内視鏡検査でどの疾患が原因かを正確に調べることが、適切な治療への近道になります。

Point 01
逆流性食道炎(GERD)――胸焼けの最も多い原因
胃の内容物(胃酸を含む)が食道へ逆流し、食道の粘膜を刺激することで胸焼けが起きます。本来、胃と食道のつなぎ目にある「下部食道括約筋」が逆流を防ぐバルブの役割を果たしていますが、食べすぎ・肥満・姿勢の悪さ・加齢などによってこの機能が低下すると逆流しやすくなります。日本では成人の10〜20%程度が逆流性食道炎の症状を持つとされており、非常にポピュラーな病気です。軽度であれば生活習慣の改善と薬物療法で改善が期待できますが、繰り返す場合は内視鏡で食道の状態を確認することが重要です。
Point 02
バレット食道――放置が招く食道がんリスク
逆流性食道炎が長期間続くと、本来は扁平上皮でできている食道の粘膜が、胃腸に似た円柱上皮に変化してしまうことがあります。これを「バレット食道」といいます。バレット食道は食道腺がんの発症リスクを高めることが知られており、定期的な内視鏡によるフォローアップが欠かせません。外見からは判断できないため、内視鏡検査でしか発見できない疾患の代表格です。
Point 03
胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌感染
ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)に感染していると、胃粘膜に慢性的な炎症が起き、胸焼けや胃の不快感・痛みの原因となります。またピロリ菌感染は胃がんの主要なリスク因子であることが明らかになっており、感染が確認された場合は除菌治療を受けることが胃がん予防につながると考えられています。胃炎・胃潰瘍も内視鏡で粘膜の状態を直接観察し、必要に応じて組織を採取(生検)することで正確な診断が可能です。
胸焼けに関する「よくある誤解」
「胸焼けは胃が弱い体質だから仕方ない」と考える方も多いですが、これは誤解です。胸焼けの多くは治療可能な疾患が原因であり、適切な診断と治療を受けることで症状の改善が期待できます。また「若いから内視鏡は必要ない」という考えも、実態とは異なります。逆流性食道炎は20〜40代の働き盛り世代にも多く見られる疾患です。「歳だから」「若いから」ではなく、症状の内容と持続期間で受診を判断することが大切です。
胸焼けの検査――内視鏡(胃カメラ)でわかること
なぜ内視鏡検査が必要なのか
胸焼けの診断において、問診や薬の反応だけで判断するよりも、内視鏡で食道・胃の粘膜を直接目で見ることが、より正確な診断につながります。内視鏡は先端に小型カメラを備えた細いスコープで、食道・胃・十二指腸の粘膜を鮮明な映像で観察できます。表面のわずかな色の変化・わずかな隆起・潰瘍の有無なども確認できるため、バレット食道や早期がんの発見においても非常に有用な検査です。
胃カメラ(上部消化管内視鏡)でわかる主な疾患
- 逆流性食道炎(炎症の程度・範囲の確認)
- バレット食道(粘膜の変化の確認)
- 食道がん・食道ポリープ
- 胃炎(急性・慢性)・萎縮性胃炎
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 胃がん(早期発見が治療成績に大きく影響)
- ピロリ菌感染(生検・迅速ウレアーゼ試験で確認)
内視鏡検査と薬物療法の使い分け
胸焼けに対しては、まず胃酸を抑える薬(PPI・H2ブロッカーなど)を試すことも一つの方法です。しかし薬で症状が改善したとしても、粘膜の状態が改善しているとは限りません。特にバレット食道や早期がんは症状が軽い段階でも存在することがあるため、「薬が効いているから内視鏡は不要」とはなりません。消化器専門医は症状・年齢・リスク因子を総合的に判断したうえで、内視鏡検査の適切なタイミングを提案します。
✅ 内視鏡検査のメリット
- 食道・胃の粘膜を直接観察できる
- バレット食道・早期がんの発見が期待できる
- 生検(組織採取)でピロリ菌や病変の種類を確認できる
- ポリープ発見時はその場で切除も可能(日帰り)
- 検査結果をもとに最適な治療方針を立てられる
⚠️ 内視鏡検査で知っておきたい点
- 検査前日・当日の食事制限が必要
- 鎮静剤を使用した場合、当日の車の運転はできない
- 生検・ポリープ切除を行うと費用が高くなる
- ごくまれに出血・穿孔などの合併症が起こる場合がある
内視鏡検査の流れと費用の目安
胃カメラ検査の一般的な流れ
初めて内視鏡検査を受ける方は「どんな流れで進むの?」「つらくないの?」と不安になられる方も多いと思います。以下に一般的な流れをご説明します。
Step 01
事前の問診・診察
症状・服用中の薬・アレルギー・過去の検査歴などを確認します。検査の目的や手順についても丁寧に説明します。当日の絶食時間(目安:検査前6〜8時間)についても指示があります。
Step 02
前処置・鎮静剤の投与(希望者)
のどへの局所麻酔をした後、希望者には鎮静剤を投与します。鎮静剤を使用することで、検査中の苦痛や不快感を大幅に和らげることが期待できます(個人差があります)。うとうとした状態で検査を受けられるため、「以前の検査がつらかった」という方にも向いています。
Step 03
内視鏡検査(観察・処置)
スコープを口(または鼻)から挿入し、食道・胃・十二指腸を順に観察します。観察のみの場合は5〜10分程度が目安ですが、生検やポリープ切除を行う場合はさらに時間がかかります(個人差があります)。
Step 04
リカバリー・結果説明
鎮静剤を使用した場合は、目が覚めるまでリカバリールームでゆっくり休んでいただきます。その後、検査で撮影した画像を見ながら医師が結果をわかりやすく説明します。生検の結果は後日(通常1〜2週間程度)になります。

胃カメラ検査の費用目安(保険診療・3割負担)
胸焼けなど消化器症状がある場合、胃カメラは保険診療の対象となります。以下は3割負担の場合の目安です(診察料・採血・薬剤費等が別途2,000〜3,000円程度加算される場合があります)。
| 検査内容 | 費用目安(3割負担) |
| 胃カメラ(観察のみ) | 約6,000円 |
| 胃カメラ(鎮静剤あり) | 約6,500円 |
| 胃カメラ(生検あり) | 約9,000円 |
| ピロリ菌検査追加 | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約7,500円 |
| 大腸カメラ(鎮静剤あり) | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(生検あり) | 約10,000円 |
※ 上記はあくまで目安の金額です。実際の費用は検査内容・処置の有無・保険の種類によって異なります。詳しくは受診時にご確認ください。
⚠️ 症状がない方の「健康診断目的」での内視鏡検査は、保険診療の対象外(自費診療)となる場合があります。自費での胃カメラ・大腸カメラセットは約45,000円前後が目安です。
内視鏡検査が必要か迷っている方へ
胸焼けの原因は逆流性食道炎だけではありません。症状が長引く場合は、検査の必要性について浜野胃腸科外科へお気軽にご相談ください。
症状やご希望に合わせて検査方法をご提案します。
WEB予約はこちら浜野胃腸科外科医院の胸焼け・内視鏡診療へのこだわり
千葉県八千代市で1983年の開院以来、消化器疾患の専門クリニックとして地域の皆さまに寄り添い続けてきました。「胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロにしたい」という思いを胸に、胸焼けをはじめとする消化器症状の早期発見・早期治療に取り組んでいます。
- 鎮静剤を使用した「苦痛の少ない内視鏡検査」:以前の検査でつらい思いをされた方にも、安心して受けていただける環境を整えています(個人差があります)
- 消化器専門医・内視鏡専門医による複数医師体制:全医師が内視鏡検査を実施できる専門特化の体制で、2024年の年間内視鏡検査総数は4,497件、食道・胃がん23名・大腸がん54名を発見した実績があります
- 女性医師在籍で女性も安心:異性の医師への抵抗感がある女性患者さまでも、安心して検査・診療を受けていただけます
- 胃カメラ・大腸カメラの同日検査対応:前処置を一度で済ませられるため、身体的・時間的・経済的な負担の軽減につながります
- リカバリールーム完備・予約診療制:鎮静剤使用後もゆっくり休んでいただけます。24時間WEB予約対応で待ち時間を最小化しています

「胸焼けは身近な症状ですが、その裏に食道や胃の大切な病気が潜んでいることがあります。当院では患者さまが安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、検査の苦痛や不安をできる限り和らげる取り組みを続けています。症状が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。」
浜野胃腸科外科医院 院長:濱野 頼隆(はまの よりたか)
よくあるご質問(FAQ)
胸焼けが続いていますが、まず何科を受診すればいいですか?
消化器内科または胃腸内科を受診されることをおすすめします。問診・診察のうえ、症状が続く場合や気になる所見がある場合は内視鏡検査(胃カメラ)をご提案することがあります。「受診するほどでもないかも…」と思われる方も多いですが、2週間以上続く胸焼けや、食欲不振・体重減少・飲み込みにくさを伴う場合は早めにご相談ください。
胃カメラは苦しくないですか?鎮静剤を使えば楽に受けられますか?
鎮静剤(軽い眠り薬)を使用することで、検査中の不快感や反射(おえっとなる感覚)を和らげることが期待できます(個人差があります)。多くの方が「思っていたよりずっと楽だった」とおっしゃいます。ただし鎮静剤を使用した場合、検査当日の車・バイク・自転車の運転はできませんのでご注意ください。ご不安な点は検査前の問診でお気軽にご相談いただけます。
胸焼けで内視鏡検査を受けた場合、保険は使えますか?
胸焼け・胃の不快感・嚥下困難など消化器症状がある場合は、医師の判断のもと保険診療として胃カメラを受けることができます。3割負担の場合、観察のみで約6,000円、鎮静剤を使用した場合は約6,500円が目安です(診察料・薬剤費等が別途加算されます)。一方、症状のない健康診断目的の場合は自費診療となる場合があります。詳しくは受診時にご確認ください。
📌 この記事のまとめ
- 2週間以上続く胸焼けや週2回以上繰り返す胸焼けは、消化器内科への受診を検討しましょう
- 胸焼けの主な原因は逆流性食道炎ですが、バレット食道・胃炎・ピロリ菌感染・胃がんが隠れていることもあります
- 内視鏡検査(胃カメラ)は食道・胃の粘膜を直接観察でき、早期発見・正確な診断に有用な検査です
- 鎮静剤を使用することで検査中の苦痛を和らげることが期待でき、以前つらかった方にも向いています(個人差があります)
- 「症状があるけど様子を見ている」方こそ、早めの内視鏡検査が安心への第一歩です
胸焼けが気になったら、まずはご相談ください
千葉県八千代市の浜野胃腸科外科医院では、消化器専門医・内視鏡専門医が胸焼けの原因を丁寧に調べます。鎮静剤使用の苦痛の少ない胃カメラ・24時間WEB予約対応・八千代緑が丘駅徒歩1分でアクセス良好です。
胸焼けの原因を詳しく確認したい方へ
八千代市で胃カメラをご検討中の方は、浜野胃腸科外科へご相談ください。検査の流れや費用についてもわかりやすくご説明します。
気になる症状が続く場合は、お早めの受診をご検討ください。
WEB予約はこちら📞 お電話でのご予約:047-450-8822
診療時間:午前 9:00〜12:00 / 午後 14:00〜18:00(休診:水曜・日曜・祝日)
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著者プロフィール
浜野 徹也(はまの てつや)

現職
浜野胃腸科外科医院 副院長(2015年就任)
東京女子医科大学八千代医療センター 内視鏡科 非常勤講師
東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 非常勤医師
千葉県がんセンター 消化器内科 非常勤医師
研修・経歴
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
専門・理念
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医、
日本胆道学会認定指導医
「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」をミッションに掲げ、苦痛の少ない質の高い内視鏡検査の普及に努める
活動・社会貢献
20~30代を含む働き盛り世代や女性の大腸がん検診受診率向上にも注力。保育園との提携による検診の受診促進や、鎮静剤を用いた安心できる検査環境を提供
メッセージ
医師として「命を預かる責任」を、経営者としては「スタッフの生活を支える責任」を常に胸に刻み、「筋が通る人であり続ける」ことを信条に、日々成長を目指しています


