内視鏡検査
胃もたれに内視鏡検査は必要?原因・費用・検査の流れを専門医が解説

- ◦ 📋 目次
- ▸ 胃もたれはなぜ起こる?よくある症状とその背景
- ◦ 「胃もたれ」とはどんな状態か
- ◦ 胃もたれと間違えやすい症状
- ◦ こんな症状が続いていたら要注意
- ▸ 内視鏡で何がわかる?胃もたれの原因を深掘り解説
- ◦ 胃もたれの原因として考えられる主な疾患
- ◦ ピロリ菌感染と胃もたれの関係
- ◦ よくある誤解:「胃もたれは市販薬で十分」は本当か
- ▸ どんなとき内視鏡検査を受けるべき?判断の目安
- ◦ 受診を急いだほうがよいケース
- ◦ 内視鏡検査のタイミング別メリット・デメリット
- ◦ 40歳を過ぎたら定期的な内視鏡検査を
- ▸ 胃カメラの検査の流れと費用の目安
- ◦ 胃カメラ当日の流れ
- ◦ 胃カメラ・大腸カメラの費用の目安
- ▸ 浜野胃腸科外科医院の内視鏡検査へのこだわり
- ▸ よくある質問(FAQ)
- ◦ 📝 この記事のまとめ
- ◦ 胃もたれ・胸やけが続いていませんか?
- ◦ ✍️ この記事の監修者
食後に胃がずっしり重い、胸やけと胃もたれが何日も続いている……そんな症状を「食べすぎただけ」と片付けて、市販薬でやり過ごしていませんか。
実は、慢性的な胃もたれの多くは、胃カメラ(内視鏡検査)ではじめて正確な原因がわかります。胃炎・逆流性食道炎・ピロリ菌感染など、見た目だけでは区別できない疾患が隠れていることがあり、内視鏡なしでは見逃されるケースも少なくありません。
当院(千葉県八千代市)では2024年に内視鏡検査を年間4,497件実施し、胃がん・食道がんを合わせて23名に早期発見した実績があります。胃もたれが2週間以上続く場合は、一度専門的な検査を検討することをお勧めします。
- 胃もたれの主な原因と、内視鏡で何が診断できるかがわかる
- 「どんなときに内視鏡が必要か」の判断基準がわかる
- 胃カメラの流れ・費用の目安・苦痛を軽減する方法がわかる
胃もたれが続いている方へ
食後の胃もたれや不快感が長引く場合は、胃の病気が原因となっていることがあります。浜野胃腸科外科では、症状に応じて胃カメラ検査をご案内しています。
検査が必要か迷っている方もお気軽にご相談ください。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら胃もたれはなぜ起こる?よくある症状とその背景
「胃もたれ」とはどんな状態か
胃もたれとは、胃の中に食べ物がいつまでも残っているように感じる、重い・むかつく・すっきりしない、といった不快な症状の総称です。食後に限らず、空腹時や朝起きたときにも感じる方がいます。
一時的な食べすぎや飲みすぎでも起こりますが、2週間以上続く場合は胃や食道の機能・粘膜に問題がある可能性があります。胸やけ・げっぷ・吐き気・食欲不振・みぞおちの痛みを伴うときは、より注意が必要です。
胃もたれと間違えやすい症状
胃もたれと似た症状に、「胸やけ(胸の焼けるような感覚)」「早期満腹感(少し食べただけでいっぱいになる)」「悪心(吐き気)」などがあります。これらは単独ではなく、複数が同時に現れることも多く、原因となる疾患によって組み合わせが変わります。
また、「ストレス性の胃もたれ」と自己判断してしまうケースも非常に多く見られます。確かに自律神経の乱れや精神的ストレスが胃の動きに影響することはありますが、機能性消化管障害(FD)と診断するためには、先に器質的疾患(炎症・潰瘍・がんなど)を内視鏡で除外することが医学的に必要です。
こんな症状が続いていたら要注意
以下のような症状がある場合は、市販薬での対処だけでなく消化器内科への受診を検討してください。
- 胃もたれ・胸やけが2週間以上続いている
- 体重が短期間で減ってきた(個人差があります)
- 便に血が混じる、もしくは便が黒っぽい

内視鏡で何がわかる?胃もたれの原因を深掘り解説
胃もたれの原因として考えられる主な疾患
胃もたれを引き起こす疾患はさまざまあります。問診や触診だけでは鑑別が難しく、内視鏡検査(胃カメラ)こそが最も確実に粘膜の状態を確認できる方法とされています。代表的な原因疾患を以下のPoint boxで整理します。
胃の粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態です。ピロリ菌感染が主要な原因とされており、長期間放置すると粘膜が薄くなる「萎縮性胃炎」へと進行することがあります。萎縮性胃炎は胃がんのリスク因子のひとつとされており、定期的な内視鏡による経過観察が勧められます。胃もたれ・食欲低下・みぞおちの不快感といった症状が現れやすいですが、自覚症状が乏しいケースもあります。
胃酸が食道へ逆流し、食道粘膜に炎症を起こす疾患です。胸やけ・げっぷ・のどのつかえ感・夜間の咳などを伴うことが多く、胃もたれと混同されやすい疾患のひとつです。内視鏡検査では食道下部の発赤・びらん(粘膜のただれ)を直接観察でき、重症度の判定や治療方針の決定に役立ちます。生活習慣(食事・睡眠・体重)の改善とあわせて、適切な薬物療法が検討されます。
機能性ディスペプシア(FD)は、内視鏡検査で器質的な異常が見つからないにもかかわらず、食後の胃もたれや早期満腹感・みぞおちの痛みなどが続く状態です。胃の運動機能や知覚過敏が原因とされています。一方、胃潰瘍は粘膜が深くえぐれた状態で、空腹時の痛みや食後の不快感が特徴です。どちらも内視鏡で器質的疾患を除外・確認することが診断の第一歩になります。
ピロリ菌感染と胃もたれの関係
ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)は、胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こす細菌です。日本では中高年を中心に感染率が高く、胃炎・胃潰瘍・胃がんとの関連が明らかになっています。ピロリ菌に感染していても自覚症状がほとんどない方も多いため、胃もたれ・食欲不振などの症状がある際に胃カメラとあわせてピロリ菌の検査を受けることで、感染の有無を確認できます(ピロリ菌検査追加:3割負担で約8,000円が目安)。
よくある誤解:「胃もたれは市販薬で十分」は本当か
市販の胃腸薬は一時的な症状緩和に役立ちますが、原因となる疾患を治療するものではありません。胃炎やピロリ菌感染が原因であれば、除菌治療や粘膜保護薬など適切な治療が必要です。また、症状が似ていても疾患が異なれば、最適な治療法も変わります。自己判断での長期服薬は、受診のタイミングを遅らせるリスクがあります。
どんなとき内視鏡検査を受けるべき?判断の目安
受診を急いだほうがよいケース
以下のような症状がある場合は、早めに消化器内科・胃腸内科を受診することをお勧めします。自己判断が難しい症状もありますので、少しでも気になれば医師に相談してください。
・黒色便(タール便)または血便が出ている
・吐血または吐き気が強く続いている
・急激な体重減少がある(個人差があります)
・みぞおちや腹部に強い痛みがある
・健康診断で「便潜血陽性」と指摘された

内視鏡検査のタイミング別メリット・デメリット
「すぐ内視鏡を受けるべきか」「もう少し様子を見るべきか」と迷う方も多いと思います。それぞれの視点を整理します(個人差があります)。
✅ 早めに内視鏡検査を受けるメリット
- 原因が明確になり、適切な治療を早く始められる
- 胃がん・食道がんを早期に発見できる可能性がある
- 「異常なし」と確認でき、精神的な不安が解消される
- ピロリ菌感染があれば除菌治療につなげられる
⚠️ 受診を先延ばしにするリスク
- 原因がわからないまま市販薬を使い続ける状態が続く
- 早期発見できたはずの病変を見逃すリスクがある
- 症状が悪化してから受診すると治療が複雑になることも
- 慢性的な不快感が続き、生活の質が低下する
40歳を過ぎたら定期的な内視鏡検査を
日本は胃がん・大腸がんの罹患率が高い国のひとつです。特に40歳以降は発症リスクが上がるとされており、症状がない場合でも定期的な内視鏡検査が早期発見・早期治療につながると考えられています。胃もたれなどの自覚症状がある方はもちろん、「最近検査をしていない」という方にとっても、胃カメラは重要な選択肢です。
胃カメラの検査の流れと費用の目安
胃カメラ当日の流れ
初めて胃カメラを受ける方にとって、「検査がどのように進むのか」は大きな不安のひとつです。一般的な流れを確認しておきましょう。
検査前日の夜21時以降は食事を控えます。当日も検査終了まで食事はNGです(水・お茶・薬の服用については医師の指示に従ってください)。事前に問診票を記入し、服薬歴やアレルギーなどを確認します。
鎮静剤(眠り薬・リラックス薬)を使用することで、ウトウトした状態で検査を受けることができます。以前の胃カメラで「つらかった」「もうやりたくない」と感じた経験がある方にとって、鎮静剤を使った内視鏡検査は苦痛を大幅に軽減できる選択肢です(個人差があります)。検査後はリカバリールームで十分に休んでいただきます。
内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します。必要に応じて組織を採取(生検)します。検査時間は観察のみであれば5〜10分程度が目安(個人差があります)。終了後、医師から画像を見ながら結果の説明を受けます。
胃カメラ・大腸カメラの費用の目安
以下は保険診療(3割負担)の場合の目安です。実際の費用は診察料・採血・薬剤費等が別途加算されます(目安として2,000〜3,000円程度)。
| 検査内容 | 3割負担の目安 |
|---|---|
| 胃カメラ(観察のみ) | 約6,000円 |
| 胃カメラ(鎮静剤あり) | 約6,500円 |
| 胃カメラ(生検あり) | 約9,000円 |
| 胃カメラ(ポリープ切除1カ所) | 約18,000円 |
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約7,500円 |
| 大腸カメラ(鎮静剤あり) | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(生検あり) | 約10,000円 |
| 大腸カメラ(ポリープ切除1カ所) | 約20,000円 |
| ピロリ菌検査追加 | 約8,000円 |
| 胃カメラ+大腸カメラセット(自費) | 約45,000円前後 |
※診察料・採血・薬剤費等が別途2,000〜3,000円程度加算になります。上記はあくまで目安であり、検査内容によって異なります。詳しくはお問い合わせください。
胃カメラで原因を確認しませんか?
胃もたれの原因は胃炎や胃潰瘍だけでなく、ほかの消化器疾患が関係している場合もあります。症状に合わせた検査をご提案いたします。
気になる症状が続く場合は、お早めにご相談ください。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら浜野胃腸科外科医院の内視鏡検査へのこだわり
胃もたれでお悩みの方が安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、千葉県八千代市の浜野胃腸科外科医院では以下のような体制を整えています。
- 年間4,497件の内視鏡実績(2024年):食道・胃がん23名・大腸がん54名を発見。豊富な症例経験に裏打ちされた精度の高い観察が期待できます。
- 鎮静剤を使用した「やさしい内視鏡検査」:過去の検査でつらい思いをされた方でも、リラックスした状態で受けていただけるよう鎮静剤を使用した検査に対応。検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。
- 女性医師在籍・女性患者への配慮:異性の医師による検査に不安を感じる方のために、女性医師が在籍しています。
- 胃カメラ・大腸カメラ同日検査と日帰りポリープ切除:1回の来院で2種類の検査と治療まで対応。通院回数・身体的・時間的な負担の軽減につながります。
- カスタマイズ腸内洗浄・24時間WEB予約・駅徒歩1分:下剤の種類・飲み方・服用場所をご要望に合わせて調整。東葉高速線「八千代緑が丘駅」徒歩1分・駐車場10台以上完備で、忙しい方にも通いやすい環境です。

よくある質問(FAQ)
📝 この記事のまとめ
- 胃もたれが2週間以上続く場合は、胃炎・逆流性食道炎・ピロリ菌感染など器質的な原因がある可能性があり、内視鏡検査での確認が勧められる
- 「ストレス性」「食べすぎ」と自己判断する前に、内視鏡で器質的疾患を除外することが診断の基本ステップ
- 胃カメラは鎮静剤を使用することで苦痛を軽減でき、費用は保険診療3割負担で観察のみ約6,000円〜(診察料等別途)が目安
- 40歳以降は症状の有無にかかわらず、定期的な内視鏡検査が早期発見につながると考えられている
- 胃もたれ・胸やけ・食欲不振など気になる症状があれば、まず消化器内科・胃腸内科に相談することが大切
胃もたれ・胸やけが続いていませんか?
千葉県八千代市・東葉高速線「八千代緑が丘駅」徒歩1分。1983年開院の消化器専門クリニックで、鎮静剤を使ったやさしい内視鏡検査を提供しています。24時間いつでもWEB予約が可能です。
診療時間 / 午前 9:00〜12:00 午後 14:00〜18:00(水曜・日曜・祝日休診)
胃もたれを放置せず早めの受診を 市販薬で改善しない胃もたれや、体重減少・食欲低下・吐き気などを伴う場合は、一度消化器専門医への相談をご検討ください。浜野胃腸科外科では、症状に応じた診療を行っています。 WEB予約からお気軽にご予約ください。
著者プロフィール
浜野 徹也(はまの てつや)

現職
浜野胃腸科外科医院 副院長(2015年就任)
東京女子医科大学八千代医療センター 内視鏡科 非常勤講師
東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 非常勤医師
千葉県がんセンター 消化器内科 非常勤医師
研修・経歴
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
専門・理念
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医、
日本胆道学会認定指導医
「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」をミッションに掲げ、苦痛の少ない質の高い内視鏡検査の普及に努める
活動・社会貢献
20~30代を含む働き盛り世代や女性の大腸がん検診受診率向上にも注力。保育園との提携による検診の受診促進や、鎮静剤を用いた安心できる検査環境を提供
メッセージ
医師として「命を預かる責任」を、経営者としては「スタッフの生活を支える責任」を常に胸に刻み、「筋が通る人であり続ける」ことを信条に、日々成長を目指しています



「胃もたれが続いているのに、なかなか受診できないでいる方が多くいらっしゃいます。検査への不安や、日常生活の忙しさが受診のハードルになっているのだと思います。当院では、鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査と、胃カメラ・大腸カメラの同日対応で、できるだけ少ない負担で検査を受けていただける環境を整えています。特に胃がん・大腸がんの早期発見は、治療の選択肢を大きく広げます。症状が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。」