内視鏡検査
大腸ポリープと内視鏡検査|切除・費用・リスクを消化器専門医が解説【八千代市】

「検診で便潜血陽性と言われたけれど、大腸カメラは怖い」「大腸ポリープが見つかったらどうなるの?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、大腸ポリープの多くは大腸内視鏡(大腸カメラ)検査の際にそのまま切除でき、入院なしの日帰りで対応できるケースが少なくありません。ポリープを早期に発見・切除することで、大腸がんへの進行リスクを下げることが期待できます。
ポリープのサイズや種類によって対応方法は異なりますが、5mm以下の小さなポリープであればその場で切除できることが多く、1cm前後のものも多くの場合は日帰りで処置が可能です(個人差・ポリープの状態によります)。まずは正しい知識を持ち、適切なタイミングで検査を受けることが大切です。
- 大腸ポリープの種類と、がんになりやすいポリープの見分け方
- 内視鏡によるポリープ切除の流れ・費用・リスクの具体的な内容
- 検査を受けるべきタイミングと、受診前に知っておきたい準備のポイント
- ◦ 目次
- ▸ 大腸ポリープとは?放置するとどうなるの?
- ◦ 大腸ポリープの基本を知ろう
- ◦ ポリープの種類と「がんになりやすいポリープ」の違い
- ◦ 放置した場合の経過とリスク
- ▸ 大腸ポリープが生じる原因と、がんリスクを高める要因
- ◦ なぜポリープはできるのか
- ◦ こんな方は特に内視鏡検査を検討しましょう
- ▸ 大腸内視鏡でポリープを切除する方法と流れ
- ◦ 内視鏡によるポリープ切除の主な方法
- ◦ 検査当日の流れ(大腸カメラ+ポリープ切除)
- ◦ 「同日検査」なら胃カメラと大腸カメラをまとめて受けられる
- ▸ 大腸ポリープ切除の費用・リスク・術後の注意点
- ◦ 大腸内視鏡検査・ポリープ切除の費用目安
- ◦ ポリープ切除に伴うリスクと注意事項
- ◦ 術後の生活上の注意点
- ◦ よくある誤解:「ポリープは全部切らなければいけない」は間違い
- ▸ 浜野胃腸科外科医院の大腸内視鏡・ポリープ切除へのこだわり
- ▸ よくあるご質問(FAQ)
- ◦ まとめ:大腸ポリープは内視鏡で早期対処を
- ◦ 大腸ポリープ・内視鏡検査のご予約・ご相談
- ◦ この記事の監修医師
大腸ポリープとは?放置するとどうなるの?
大腸ポリープの基本を知ろう
大腸ポリープとは、大腸(結腸・直腸)の粘膜が盛り上がってできた突起状の病変のことです。大きさは数mmから数cmまでさまざまで、自覚症状がほとんどないため、健康診断の便潜血検査や大腸内視鏡検査で初めて発見されることが多いのが特徴です。
ポリープといっても種類はさまざまで、すべてが危険というわけではありません。しかし中には放置することでがん化するリスクのある種類も存在するため、発見されたら専門医に相談することが大切です。
大腸ポリープが心配な方へ
健康診断で便潜血を指摘された方や、大腸ポリープが気になる方は、早めの内視鏡検査をご検討ください。千葉県八千代市の浜野胃腸科外科では、症状や検査結果に応じた診療を行っています。
検査や切除について不安な点もお気軽にご相談ください。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちらポリープの種類と「がんになりやすいポリープ」の違い
大腸ポリープは大きく「腫瘍性」と「非腫瘍性」に分けられます。
腫瘍性ポリープ(腺腫)は、放置するとがんへ進行する可能性があるため切除が推奨されるタイプです。特に大きさが1cm以上になると、がん化のリスクが高まるとされています。一方、過形成性ポリープなど非腫瘍性のものは基本的にがん化しにくいとされていますが、見た目だけでは判断が難しく、内視鏡専門医による観察と組織検査(生検)が重要です。
「ポリープがあっても症状がないから大丈夫」と感じる方も多いですが、腺腫性ポリープは症状がないまま10年前後でがん化するケースもあると言われています(個人差があります)。定期的な検査と専門医の判断がとても大切です。
放置した場合の経過とリスク
腺腫性ポリープを切除せずに放置した場合、長期間かけてがん化することがあります。大腸がんは早期発見であれば内視鏡的な治療が期待できますが、進行してから発見されると外科手術や抗がん剤治療が必要になるケースがあります。
また、大きなポリープがあると腸の内腔を塞ぐことで便秘や血便の原因になることもあります。便潜血陽性の結果が出た方は、できるだけ早めに大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
大腸ポリープが生じる原因と、がんリスクを高める要因
なぜポリープはできるのか
大腸ポリープの原因は一つではなく、遺伝的要因と生活習慣の両方が関わっています。腸の粘膜細胞が何らかの原因で過剰に増殖することで生じますが、特定の生活習慣がリスクを高めることがわかっています。

動物性脂肪の多い食事、食物繊維の不足、過度な飲酒、喫煙は大腸ポリープ・大腸がんのリスクを高める要因として知られています。また、肥満(特に内臓脂肪型肥満)や運動不足も関係していると考えられています。日々の食生活を見直すことがリスク低減につながる可能性があります。
家族に大腸がんや大腸ポリープの方がいる場合、リスクが高まることがあります。「家族性大腸腺腫症(FAP)」など遺伝性の疾患では、多数のポリープが生じることもあります。家族に大腸がんの既往がある方は、40代から定期的な内視鏡検査を受けることが重要です(個人差があります)。
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病がある方は、大腸ポリープのリスクも高まるとされています。これらの疾患の管理とあわせて、消化器の定期チェックを行うことが予防医学の観点から重要です。
こんな方は特に内視鏡検査を検討しましょう
以下に当てはまる方は、自覚症状がなくても大腸内視鏡検査を受けることが勧められます。
・便潜血検査で陽性だった方 ・血便・黒色便がある方 ・排便習慣が急に変わった方 ・家族に大腸がん・ポリープの方がいる方 ・40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方 ・過去にポリープを切除したことがある方(再発リスクがあるため定期検査が必要)
大腸内視鏡でポリープを切除する方法と流れ
内視鏡によるポリープ切除の主な方法
大腸内視鏡検査では、観察と同時にポリープを切除できることが大きなメリットです。切除方法はポリープのサイズ・形状・性質によって異なります。
コールドポリペクトミー(小型ポリープ向け)
- 5〜10mm以下の小さなポリープに適用
- 電気を使わず鉗子やスネアで切除
- 出血リスクが比較的少ない
- 検査と同日に処置が完了しやすい
EMR(内視鏡的粘膜切除術)(大型ポリープ向け)
- 主に10〜20mm程度のポリープに対応
- 粘膜下に液体を注入しスネアで切除
- 切除後の出血・穿孔リスクに注意が必要
- 術後は一定期間の安静・食事制限あり
20mmを超える大きなポリープや、内視鏡的切除が難しいと判断されたケースでは、連携する病院への紹介となる場合があります。
検査当日の流れ(大腸カメラ+ポリープ切除)
大腸内視鏡検査当日は、事前の腸内洗浄(下剤の服用)から始まります。検査前日から食事制限があり、当日は下剤を飲んで腸の中をきれいにしてから検査を受けます。
検査は通常20〜40分程度で終わります(腸の状態やポリープの数・処置内容により前後します)。鎮静剤を使用した場合は、検査後にリカバリールームで30〜60分程度お休みいただくことが一般的です。日帰りポリープ切除の場合は、術後の注意事項(食事・運動・入浴制限など)をご説明してから帰宅していただきます。
「同日検査」なら胃カメラと大腸カメラをまとめて受けられる
胃カメラ(上部内視鏡)と大腸カメラ(下部内視鏡)を同じ日に受けることができます。これにより、2回に分けて腸内洗浄や前処置を行う手間が省け、通院回数や準備の負担を減らすことができます。お仕事が忙しい方や遠方からお越しの方にも選ばれている方法です。
内視鏡での切除について相談したい方へ
大腸ポリープは種類や大きさによって治療方法が異なります。浜野胃腸科外科では、患者さまの状態に合わせた検査・治療をご提案しています。
切除が必要かどうかも含めて丁寧にご説明します。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら大腸ポリープ切除の費用・リスク・術後の注意点
大腸内視鏡検査・ポリープ切除の費用目安
大腸内視鏡検査は健康保険が適用されます(症状があり医師が必要と判断した場合)。以下は3割負担の場合の目安です。なお、診察料・採血・薬剤費等が別途2,000〜3,000円程度加算されます。
| 検査内容 | 費用目安(3割負担) |
|---|---|
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約7,500円 |
| 大腸カメラ(鎮静剤あり) | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(生検あり) | 約10,000円 |
| 大腸カメラ(ポリープ切除1カ所) | 約20,000円 |
| 自費・大腸カメラ(観察のみ) | 約15,000〜30,000円 |
| 自費・胃カメラ+大腸カメラセット | 約45,000円前後 |
ポリープが複数個ある場合や、生検(組織採取)を行った場合は上記と異なる費用になります。詳しくは受診時にご確認ください。

ポリープ切除に伴うリスクと注意事項
大腸内視鏡によるポリープ切除は安全性の高い処置ですが、一定の合併症リスクがあることも知っておいていただく必要があります。
ポリープ切除後に注意が必要な主な合併症として「出血」と「穿孔(腸に穴が開く)」があります。出血は切除後数日以内に起こることがあり(遅発性出血)、血便が続く場合はすぐに医療機関に連絡してください。穿孔は頻度は低いものの、腹痛が強い・発熱があるなどの症状が出た場合も速やかに受診が必要です。いずれも発生頻度は低いですが、術後の安静・食事制限を守ることが大切です。
術後の生活上の注意点
ポリープ切除後は一般的に以下のような制限があります(ポリープの大きさ・切除方法によって異なります)。
・食事制限:切除当日は消化の良い食事が推奨され、数日間は刺激物・アルコールを控えます。
・運動制限:激しい運動や重いものを持つ作業は切除後1週間程度控えることが一般的です。
・入浴:シャワーは当日から可能なことが多いですが、長湯や湯船への入浴は医師の指示に従ってください。
・車の運転:鎮静剤を使用した場合、当日の車・バイク・自転車の運転はできません。公共交通機関やご家族の送迎をご利用ください。
術後の生活指導は受診時に医師から詳しく説明されますので、不明点は遠慮なく確認しましょう。
よくある誤解:「ポリープは全部切らなければいけない」は間違い
「ポリープが見つかったら全部切除しなければならない」と思っている方もいらっしゃいますが、これは誤解です。非腫瘍性の小さなポリープは経過観察となることもあり、切除が必要かどうかはポリープの種類・大きさ・形状・患者さんの状態を考慮して専門医が判断します。逆に「小さいから大丈夫」と自己判断せず、専門医の見解を確認することが重要です。
浜野胃腸科外科医院の大腸内視鏡・ポリープ切除へのこだわり
千葉県八千代市で1983年の開院以来、地域の消化器専門クリニックとして多くの患者様の内視鏡検査・ポリープ切除に携わってまいりました。「胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロにする」というミッションのもと、やさしい内視鏡検査の実現と予防医学の普及に努めています。
- 高い実績と技術力:2024年の年間内視鏡検査総数は4,497件。同年、食道・胃がん23名・大腸がん54名を発見し、早期治療につなげています。日帰りポリープ切除にも対応しています。
- 鎮静剤使用の「やさしい内視鏡」:過去に内視鏡検査で苦痛を感じた方のために、鎮静剤を使用したリラックスして受けられる検査を提供しています。検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。
- カスタマイズ腸内洗浄:下剤の種類・服用場所・飲み方を患者様のご要望に合わせて調整できます。「下剤が飲みにくい」「量が多くて辛い」といったお悩みもご相談ください。
- 女性医師在籍・プライバシーへの配慮:「異性の医師に診てもらうことに抵抗がある」という女性の患者様のために、女性医師が在籍しています。安心してご相談ください。
- 胃カメラ・大腸カメラ同日検査対応:1日で両方の検査を済ませることができるため、通院回数・前処置の負担を最小限にできます。

よくあるご質問(FAQ)
まとめ:大腸ポリープは内視鏡で早期対処を
- 大腸ポリープは自覚症状がほぼなく、内視鏡検査で初めて発見されることが多い
- 腺腫性ポリープは放置すると大腸がんへ進行するリスクがあるため、早期発見・切除が重要
- 多くの小〜中サイズのポリープは、大腸内視鏡検査の際に日帰りで切除が可能(個人差あり)
- 便潜血陽性・血便・家族歴がある方は、症状がなくても内視鏡検査の受診を検討しましょう
- 鎮静剤使用・カスタマイズ下剤など、検査の苦痛・不安を減らす方法があります
大腸ポリープ・内視鏡検査のご予約・ご相談
千葉県八千代市・八千代緑が丘駅徒歩1分の消化器専門クリニック。鎮静剤使用の検査・同日検査・日帰りポリープ切除に対応。予約診療制で待ち時間を最小限に。佐倉市・船橋市・市川市など千葉県各地からも多くの方にお越しいただいています。
【外来診療時間】午前 9:00〜12:00 / 午後 14:00〜18:00 休診:水曜・日曜・祝日(土曜診療あり)
大腸がん予防のためにも定期的な検査を
大腸ポリープは早期発見・早期切除が重要です。八千代市で大腸カメラをご検討の方は、浜野胃腸科外科までお気軽にご相談ください。
WEB予約からご都合のよい日時をご予約いただけます。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら著者プロフィール
浜野 徹也(はまの てつや)

現職
浜野胃腸科外科医院 副院長(2015年就任)
東京女子医科大学八千代医療センター 内視鏡科 非常勤講師
東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 非常勤医師
千葉県がんセンター 消化器内科 非常勤医師
研修・経歴
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
専門・理念
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医、
日本胆道学会認定指導医
「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」をミッションに掲げ、苦痛の少ない質の高い内視鏡検査の普及に努める
活動・社会貢献
20~30代を含む働き盛り世代や女性の大腸がん検診受診率向上にも注力。保育園との提携による検診の受診促進や、鎮静剤を用いた安心できる検査環境を提供
メッセージ
医師として「命を預かる責任」を、経営者としては「スタッフの生活を支える責任」を常に胸に刻み、「筋が通る人であり続ける」ことを信条に、日々成長を目指しています



「大腸ポリープが見つかっても、多くの方は怖いとおっしゃいます。でも、内視鏡で早期に発見・切除できれば、その先のがん化を防ぐことが期待できます。当院では患者様が検査に前向きになれるよう、苦痛が少なく、準備の負担も少ない環境を整えております。まずはお気軽にご相談ください。」
浜野胃腸科外科医院 副院長 浜野 徹也(はまの てつや)