内視鏡検査
腹部膨満感と内視鏡検査|お腹の張りが続くときに調べること【八千代市】

食後でもないのにお腹がパンパンに張る、ガスが溜まってすっきりしない、横になっても膨満感が取れない——そんな症状が続いていませんか。
腹部膨満感は「体質だから」「食べすぎのせい」と放置されがちですが、胃や大腸の粘膜の異常が原因になっていることがあり、内視鏡検査で初めてその原因が明らかになるケースも少なくありません。
この記事では、腹部膨満感が起こる仕組みと主な原因から、内視鏡検査で何がわかるのか、受けるべきタイミングの目安、そして検査費用まで、消化器専門医の観点からわかりやすくまとめています。症状が2週間以上続いている方は、ぜひ最後までお読みください(症状には個人差があります)。
- 腹部膨満感の主な原因と「受診が必要なサイン」
- 胃カメラ・大腸カメラで何がわかり、何が見つかるのか
- 検査の流れ・費用の目安と、苦痛を抑えて受けるポイント
お腹の張りが続いている方へ
腹部膨満感が長引く場合は、胃や大腸の病気が関係している可能性があります。千葉県八千代市の浜野胃腸科外科では、症状に合わせた内視鏡検査をご案内しています。
気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら腹部膨満感はなぜ起こる?よくある原因を知っておこう
「お腹が張る」には大きく2つのタイプがある
腹部膨満感とは、胃やお腹全体が張り、膨らんでいるように感じる症状の総称です。ガスが溜まる感覚・お腹が重い感覚・食後にすぐ苦しくなる感覚など、人によって感じ方は異なります。大きく分けると、実際にガスや内容物でお腹が膨れている「器質的なタイプ」と、消化管の動きや知覚の問題から起こる「機能的なタイプ」の2種類があります。
どちらのタイプかによって原因や対処法が異なるため、症状が続く場合は医師に相談して原因を明らかにすることが大切です。
日常生活の中にある膨満感の主なきっかけ
腹部膨満感が生じやすい日常的な要因としては、早食い・食べすぎ・炭酸飲料の過剰摂取、食物繊維の急激な増量、ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ、便秘によるガスの滞留などが挙げられます。これらは生活習慣の見直しで改善が期待できることもありますが、2週間以上症状が続く場合や、体重減少・血便・強い腹痛を伴う場合は、消化器内科への受診をおすすめします。

「体質だから」は要注意——よくある誤解
腹部膨満感を長年「自分の体質」と思い込んでいる方は少なくありません。しかし、長く続く膨満感の背後に胃炎・大腸ポリープ・逆流性食道炎などが隠れていたケースが実際に報告されています。症状が慢性化しているほど検査の機会が遠のきがちですが、慢性的だからこそ一度しっかり調べることが重要です。
見逃してはいけない「膨満感の背景」——消化管の仕組みから理解する
Point 01 胃の動き
胃の運動機能が低下すると膨満感が起こりやすい
食べたものを消化・撹拌して十二指腸へ送り出すのが胃の仕事です。ストレスや加齢・ピロリ菌感染による慢性胃炎などが原因で胃の動きが鈍くなると、食後に食べ物が胃に長く留まり、胃もたれや膨満感につながります。このような状態を「機能性ディスペプシア」と呼びます。内視鏡検査で粘膜を直接確認することで、慢性胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌感染の有無を調べることができます。
Point 02 大腸のガス
大腸のガス産生・排出異常が膨満感の大きな原因に
大腸内の腸内細菌が食物繊維や糖類を発酵させる際にガスが発生します。通常は排ガスや腸管への吸収で調整されますが、便秘・腸内細菌叢のバランスの乱れ・大腸の動きの低下などがあると、ガスが滞留してお腹の張りを引き起こします。また、大腸ポリープや腫瘍が腸管を部分的に塞ぐことで、ガスの通り道が狭くなり膨満感が強まることもあります。
Point 03 知覚過敏
消化管の知覚過敏——過敏性腸症候群(IBS)との関係
過敏性腸症候群(IBS)は、腸に明らかな病変がないにもかかわらず、腹痛・下痢・便秘・膨満感が繰り返される機能性消化管疾患です。腸が通常より少量のガスや内容物に対しても過敏に反応するため、「ガスがほとんどないのにお腹が張る」と感じることがあります。IBSの診断には他の器質的疾患を除外することが重要で、そのために内視鏡検査が活用されます。
ガスが原因だけとは限らない——注意すべき症状の組み合わせ
腹部膨満感に以下のような症状が重なる場合は、消化器の病気が関与している可能性が高まります。日常的な膨満感と区別するために覚えておきましょう。
受診を急ぎたい「危険なサインの組み合わせ」
・膨満感とともに原因不明の体重減少(1か月で2~3kg以上)がある
・便に血が混じる(血便・黒色便)または便潜血検査が陽性だった
・夜間に腹痛で目が覚めるほどの強い症状がある
・50歳以上で初めて腹部膨満感が現れ、2週間以上続いている
これらの症状がある場合は、早めに消化器内科を受診してください。
内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)で腹部膨満感の原因をさぐる
胃カメラ(上部消化管内視鏡)でわかること
胃カメラは口または鼻から細いスコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。腹部膨満感との関連で発見できる主な所見には以下があります。
逆流性食道炎では胃酸が食道に逆流することで食道粘膜に炎症が起き、胸やけや膨満感の原因になります。慢性胃炎やピロリ菌感染は、胃の運動機能を低下させ食後の膨満感・胃もたれを引き起こすことがあります。胃潰瘍や胃ポリープ、さらに早期の胃がんは、自覚症状が乏しいまま進行することがあるため、膨満感が続く場合でも積極的に胃カメラで確認することに意義があります。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡)でわかること
大腸カメラは肛門から大腸全体をスコープで観察する検査です。腹部膨満感との関連で特に重要なのが、大腸ポリープ・大腸がん・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)の発見です。
大腸ポリープの中には放置すると大腸がんへ進行する可能性のあるものがあります。大腸がんは初期段階では自覚症状が出にくく、膨満感や便通の変化が最初のサインとなる場合があります。大腸カメラの大きな利点は、観察しながら同時にポリープを切除できる点で、日帰りでの治療も多くの場合可能です。
胃カメラ・大腸カメラを同日に受ける選択肢
「胃も大腸も気になるけれど、何度も通院するのは難しい」という方には、胃カメラと大腸カメラを同日に受ける方法があります。同日検査では、腸の洗浄(前処置)を1回にまとめられるため、身体的・時間的な負担を抑えることができます。ただし、同日検査が適しているかどうかは体調・既往歴などによって異なりますので、事前に医師に相談することをおすすめします。
原因を調べて安心につなげませんか?
胃カメラや大腸カメラによって、お腹の張りの原因が明らかになることがあります。症状や体調に合わせた検査をご提案します。
検査の必要性についても丁寧にご説明いたします。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら✅ 同日検査のメリット
- 通院・前処置が1回で済む
- 鎮静剤の使用が1回にまとまる
- 仕事や家事の休みが最小限に
- 検査費用の合計を抑えやすい
⚠️ 同日検査の注意点
- 検査時間が長くなる(2〜3時間程度)
- 体調・既往歴によっては適さない場合も
- 当日は自動車の運転ができない(鎮静剤使用時)
内視鏡検査を受けるべきタイミングと費用の目安
「いつ受けるべき?」——検査タイミングの目安
腹部膨満感を主訴に内視鏡検査を検討するタイミングの目安を整理します。あくまで参考であり、症状には個人差があります。気になる症状があれば、まず消化器内科に相談してください。
胃カメラの受診を検討したい方:食後の膨満感・胃もたれ・胸やけが2週間以上続く、ピロリ菌感染の既往がある、胃がんの家族歴がある、健診でバリウム検査の異常を指摘された方。
大腸カメラの受診を検討したい方:お腹の張り・ガス感が強く便秘・下痢を繰り返す、便潜血検査が陽性だった、40歳以上で大腸カメラを一度も受けたことがない、大腸がんの家族歴がある方。

内視鏡検査の費用目安(保険診療・3割負担の場合)
以下は保険診療・3割負担の目安金額です。診察料・採血・薬剤費等が別途2,000〜3,000円程度加算されます。また、保険適用には医師が必要と判断した場合という条件があります。自費診療の場合は料金が異なります。詳しくは受診時にご確認ください。
| 検査内容 | 目安費用(3割負担) |
| 胃カメラ(観察のみ) | 約6,000円 |
| 胃カメラ(鎮静剤あり) | 約6,500円 |
| 胃カメラ(生検あり) | 約9,000円 |
| 胃カメラ(ポリープ切除1か所) | 約18,000円 |
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約7,500円 |
| 大腸カメラ(鎮静剤あり) | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(生検あり) | 約10,000円 |
| 大腸カメラ(ポリープ切除1か所) | 約20,000円 |
| ピロリ菌検査追加 | 約8,000円 |
| 【自費】大腸カメラ(観察のみ) | 約15,000〜30,000円 |
| 【自費】胃カメラ+大腸カメラセット | 約45,000円前後 |
鎮静剤使用で苦痛を抑えて受ける内視鏡検査
「以前の内視鏡検査がつらかった」「検査が怖くて受けられなかった」という方には、鎮静剤(うとうとした状態になる薬)を使用した内視鏡検査という選択肢があります。鎮静剤を使用する場合、当日の車・バイク・自転車の運転はできません。また、鎮静剤の効果や適応には個人差がありますので、事前に医師とご相談ください。
検査前日・当日の注意事項
・胃カメラは原則として検査当日の朝から絶食が必要です(お水・お茶は少量可の場合があります)。
・大腸カメラは前日の食事制限と当日の腸内洗浄(下剤服用)が必要です。
・鎮静剤を使用する場合は当日の自動車の運転ができません。公共交通機関や送迎をご利用ください。
・服用中のお薬がある方は、事前に必ず医師にお申し出ください。
浜野胃腸科外科医院の内視鏡検査へのこだわり
千葉県八千代市で1983年に開院した浜野胃腸科外科医院は、消化器内科・内視鏡診療を専門とする地域密着型クリニックです。腹部膨満感でお悩みの方が安心して受診・検査を受けられる環境づくりに力を入れています。
- 年間4,497件の内視鏡実績(2024年)——2024年1年間で食道・胃がん23名・大腸がん54名を発見。高い検査精度と専門的な診断力で、早期発見・早期治療につなげています。
- 全医師が内視鏡検査を実施できる専門体制——開業以来、消化器内科・内視鏡領域に特化した診療を継続。複数の消化器専門医・内視鏡専門医が在籍しています。
- カスタマイズ腸内洗浄で前処置の負担を軽減——下剤の種類・服用場所・飲み方を患者様のご要望に合わせて調整できます。「下剤が苦手」「自宅で準備したい」などのご相談にも対応しています。
- 女性医師在籍・リカバリールーム完備——女性の方が同性の医師に検査を依頼できる体制を整えています。検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。
- 八千代緑が丘駅徒歩1分・24時間WEB予約対応——東葉高速線「八千代緑が丘駅」からすぐ。駐車場も10台以上完備。予約診療制で待ち時間の負担を抑えています。

「腹部膨満感は『体質だから』とつい我慢してしまいがちですが、胃や大腸の粘膜に原因が隠れているケースは決して少なくありません。当院では、胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにするという思いを胸に、地域の皆さんに『やさしい内視鏡検査』を届け続けています。検査への不安や苦手意識は、まずお気軽にご相談ください。一人ひとりのご事情に合わせてできる限りサポートいたします。」
浜野胃腸科外科医院 院長 濱野 頼隆(はまの よりたか)
よくある質問
腹部膨満感だけで内視鏡検査を受けることはできますか?
はい、腹部膨満感・お腹の張りといった症状は内視鏡検査の適応となりえます。まずは消化器内科を受診し、症状の経過や他の所見を確認したうえで、医師が必要と判断した場合に保険診療で内視鏡検査を行います。「症状だけで検査を頼んでいいのか」とためらう必要はありません。お気軽にご相談ください。
過去の胃カメラがつらかったのですが、鎮静剤を使えば楽になりますか?
鎮静剤を使用することで、うとうとした状態で検査を受けていただける場合があり、苦痛の軽減が期待できます(効果や適応には個人差があります)。当院では過去の検査でつらい思いをされた方のご相談を多くいただいています。鎮静剤の種類や量、検査中の対応について、事前の診察でしっかりご説明しますので、遠慮なくお申し出ください。
胃カメラと大腸カメラは同じ日に受けられますか?前処置はどうなりますか?
当院では胃カメラと大腸カメラの同日検査に対応しています。同日に受けることで、腸内洗浄の前処置や鎮静剤の使用が1回にまとまり、通院回数や体への負担を抑えることができます。下剤の種類・服用場所・飲み方はご要望に合わせてカスタマイズ可能です。同日検査が適しているかどうかは体調や既往歴によって異なりますので、まずはご相談ください。
📋 この記事のまとめ
- 腹部膨満感には「器質的なもの(胃炎・ポリープ等)」と「機能的なもの(IBS等)」があり、内視鏡で原因を直接確認することが診断の大きな助けになる
- 血便・体重減少・便潜血陽性を伴う膨満感は特に早めの受診が重要。50歳以上で初発の場合も消化器内科への相談を
- 胃カメラ(3割負担)は約6,000円〜、大腸カメラは約7,500円〜が目安。鎮静剤を使っても費用差はわずか(個人差・内容による加算あり)
- 「下剤がつらい」「検査が怖い」は、カスタマイズ腸内洗浄・鎮静剤の活用で負担を抑えられる可能性がある
- 症状が2週間以上続く場合や、不安を感じたら「まず相談」が早期発見への第一歩
腹部膨満感・お腹の張りが続くなら、まずはご相談を
千葉県八千代市・東葉高速線「八千代緑が丘駅」徒歩1分。24時間WEB予約受付中。予約診療制で待ち時間の負担を抑えてお迎えします。
📞 お電話でのご予約・お問い合わせ:047-450-8822
診療時間|午前 9:00〜12:00 / 午後 14:00〜18:00 休診:水曜・日曜・祝日(土曜診療あり)
お電話で問い合わせる
腹部膨満感が続くときは早めの受診を
お腹の張りが改善しない場合や、体重減少・腹痛・便通異常を伴う場合は、消化器専門医への相談をご検討ください。浜野胃腸科外科では症状に応じた検査・診療を行っています。
WEB予約からお気軽にご予約いただけます。
浜野胃腸科外科 WEB予約はこちら著者プロフィール
浜野 徹也(はまの てつや)

現職
浜野胃腸科外科医院 副院長(2015年就任)
東京女子医科大学八千代医療センター 内視鏡科 非常勤講師
東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 非常勤医師
千葉県がんセンター 消化器内科 非常勤医師
研修・経歴
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
専門・理念
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医、
日本胆道学会認定指導医
「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」をミッションに掲げ、苦痛の少ない質の高い内視鏡検査の普及に努める
活動・社会貢献
20~30代を含む働き盛り世代や女性の大腸がん検診受診率向上にも注力。保育園との提携による検診の受診促進や、鎮静剤を用いた安心できる検査環境を提供
メッセージ
医師として「命を預かる責任」を、経営者としては「スタッフの生活を支える責任」を常に胸に刻み、「筋が通る人であり続ける」ことを信条に、日々成長を目指しています


