内視鏡検査
貧血と内視鏡検査の関係|消化管出血が原因の貧血を見逃さないために

- ◦ 📋 目次
- ▸ 「貧血=女性の問題」ではない|見落とされやすい消化管出血
- ◦ 健康診断で貧血を指摘されたら?
- ◦ こんな症状・状況は消化管出血のサインかもしれません
- ▸ なぜ貧血と消化管出血が結びつくのか|原因・仕組みを解説
- ◦ 鉄欠乏性貧血のメカニズム
- ◦ よくある誤解:「貧血は婦人科で診てもらうもの」
- ▸ 内視鏡検査で貧血の原因をどこまで調べられるか
- ◦ 胃カメラ(上部消化管内視鏡)でわかること
- ◦ 大腸カメラ(下部消化管内視鏡)でわかること
- ◦ 胃カメラと大腸カメラの同日検査という選択肢
- ▸ 検査の流れと費用の目安|胃カメラ・大腸カメラの実際
- ◦ 胃カメラ検査の流れ(当日の大まかな流れ)
- ◦ 大腸カメラ検査の流れ
- ◦ 検査費用の目安(保険診療3割負担)
- ▸ 浜野胃腸科外科医院が貧血・消化管疾患の診療で大切にしていること
- ▸ よくある質問(FAQ)
- ◦ 📝 この記事のまとめ
- ◦ 貧血・便潜血・消化器症状のご相談は浜野胃腸科外科医院へ
- ◦ 🩺 この記事の監修・担当医師
「貧血=女性の問題」ではない|見落とされやすい消化管出血
健康診断で貧血を指摘されたら?
健康診断で「貧血ぎみです」「ヘモグロビン値が低いですね」と言われた経験はありませんか。女性であれば「月経のせいかな」と流してしまいがちですし、男性であれば「なんとなく疲れているだけでは」と受診を後回しにするケースも多く見られます。
しかし、貧血の原因が消化管(胃・十二指腸・大腸)からの出血であることは決して珍しくありません。消化管出血は少量であれば自覚症状がほとんどなく、血便が出るわけでもないため、「どこかから出血している」と気づかないまま貧血だけが進行するケースがあります。
貧血の原因を詳しく調べたい方へ
貧血が続いている方や、消化管出血の可能性が気になる方は、千葉県八千代市の浜野胃腸科外科で内視鏡検査について相談してみてください。
症状や検査結果に合わせて、必要な検査や受診のタイミングを確認できます。
浜野胃腸科外科に相談するこんな症状・状況は消化管出血のサインかもしれません
以下のような状況に心あたりがある方は、消化器内科への相談を検討することをお勧めします。
- 鉄剤(鉄分サプリ含む)を飲んでも貧血がなかなか改善しない
- 便潜血検査(健康診断の便検査)で陽性(要精検)と出た
- 胸やけ・みぞおちの痛みが続いている
- 便が黒ずんでいる、または赤みがかった便が出たことがある
- 家族に胃がんや大腸がんの方がいる
- 50歳以上で、これまで一度も内視鏡検査を受けたことがない
突然の大量の血便・吐血・立ちくらみを伴う高度の貧血は、急を要するサインです。このような場合は速やかに医療機関を受診してください。
また、便潜血検査で陽性が出た場合、内視鏡検査による精密検査が必要です。「症状がないから大丈夫」とは言い切れませんので、放置せず専門科への相談をお勧めします。
なぜ貧血と消化管出血が結びつくのか|原因・仕組みを解説
鉄欠乏性貧血のメカニズム
貧血にはいくつかの種類がありますが、日本人に最も多いのが鉄欠乏性貧血です。体内の鉄分が不足することで赤血球が十分につくられなくなり、全身に酸素が行き渡りにくくなります。その結果、倦怠感・息切れ・めまい・動悸といった症状があらわれます。
鉄分が不足する原因は、食事からの摂取不足や月経による失血だけではありません。消化管から少量ずつ継続的に出血することで、体内の鉄分が慢性的に失われていくことがあります。この場合、出血量が少なければ便の色が変わらないため、自分では気づけないことがほとんどです。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃炎(とくにピロリ菌感染による萎縮性胃炎)・食道静脈瘤・胃がん・食道がんなどが代表的な原因です。ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)に感染していると、胃の粘膜が傷つきやすくなり、慢性的な微量出血が起こりやすくなります。胃カメラ(上部消化管内視鏡)で観察することで、これらの病変を確認できます。
大腸ポリープ・大腸がん・潰瘍性大腸炎・痔核(いぼ痔)・憩室出血などが挙げられます。大腸がんは早期には自覚症状がほとんどなく、便潜血陽性や原因不明の鉄欠乏性貧血が発見のきっかけになることがあります。大腸カメラ(下部消化管内視鏡)で腸の内側を直接観察することで、これらの病変を特定できます。
消化管出血による貧血の厄介なところは、出血量が少量であるほど自覚症状が乏しいという点です。倦怠感や疲れやすさを「年のせい」「忙しいから」と片づけてしまい、その間に出血源の病変が進行してしまうことがあります。原因不明の鉄欠乏性貧血は消化器内科での精査が推奨されています(個人差があります)。
よくある誤解:「貧血は婦人科で診てもらうもの」
女性の貧血は婦人科疾患(子宮筋腫・過多月経など)が原因であることも確かにあります。ただし、消化管出血が原因の貧血は婦人科では発見できません。とくに40代以降の女性で月経が安定している場合、あるいは男性で貧血を指摘された場合は、消化器内科での内視鏡検査による精査を検討することが重要です。また、便潜血検査が陽性であった場合は、消化器内科・胃腸科への受診が必要です。
内視鏡検査で貧血の原因をどこまで調べられるか
胃カメラ(上部消化管内視鏡)でわかること
胃カメラは、口または鼻から細いスコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。胃潰瘍・胃炎・胃がん・食道がん・ピロリ菌感染による粘膜変化などを確認できます。
検査中に組織の一部を採取(生検)してピロリ菌検査や病理検査を行うことも可能です。ピロリ菌が陽性であれば除菌治療を行うことで、胃炎・潰瘍の再発リスクを下げることが期待できます(個人差があります)。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡)でわかること
大腸カメラは肛門からスコープを挿入し、直腸から大腸全体の粘膜を直接観察する検査です。大腸ポリープ・大腸がん・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)・憩室などを確認できます。
検査中にポリープを発見した場合、多くのケースでその場で日帰りポリープ切除を行うことが可能です。大腸がんはポリープから発生することが多く、ポリープの段階で切除することが予防につながります。
胃カメラと大腸カメラの同日検査という選択肢
原因不明の鉄欠乏性貧血や便潜血陽性の場合、上部・下部の両方の消化管を調べることで出血源の特定率が高まります。胃カメラと大腸カメラをそれぞれ別の日に受けると、検査前の準備(大腸カメラは前日からの食事制限・当日の下剤服用が必要)を2回繰り返す必要があります。
同日に両方の検査を受けることで、身体的・時間的な負担を大幅に抑えられます(個人差があります)。同日検査に対応しているクリニックを選ぶことも、受診のハードルを下げるポイントのひとつです。

✅ 同日検査(胃カメラ+大腸カメラ)のメリット
- 検査前の準備が1回で済む
- 仕事・家事の休みが1日で対応できる
- 鎮静剤を使用する場合も1回の投与で両検査に対応
- 上部・下部の両方を確認することで出血源の特定に役立つ
⚠️ 同日検査の注意点
- 検査時間が個別より長くなる場合がある
- 鎮静剤使用時は当日の車・バイク運転が不可
- 体調や病状によっては別日対応が適切なこともある
- 担当医の判断のもと実施されるため、事前の診察が必要
貧血の原因を確認するための検査をご検討の方へ
原因不明の貧血や消化管からの出血が気になる方は、浜野胃腸科外科で内視鏡検査について相談できます。
胃や大腸の状態を確認し、必要な検査について医師へ相談したい方におすすめです。
WEB予約はこちら検査の流れと費用の目安|胃カメラ・大腸カメラの実際
胃カメラ検査の流れ(当日の大まかな流れ)
胃カメラ検査は、検査前6時間以上の絶食が基本です。当日は来院後に喉の麻酔を行い、必要に応じて鎮静剤(うとうとした状態になる薬)を使用して検査を行います。検査自体は観察のみであれば5〜10分程度が目安です(個人差があります)。鎮静剤を使用した場合はリカバリールームで30〜60分程度休んでいただきます。
大腸カメラ検査の流れ
大腸カメラは、腸の中をきれいにするための下剤(腸内洗浄液)を検査前に服用する必要があります。この下剤の味・種類・飲み方が苦手で検査をためらっている方も多くいらっしゃいます。検査本体の所要時間は観察のみであれば20〜30分程度が目安ですが、ポリープ切除を行う場合はそれより長くなることがあります(個人差があります)。
検査費用の目安(保険診療3割負担)
| 検査内容 | 費用の目安(3割負担) |
|---|---|
| 胃カメラ(観察のみ) | 約6,000円 |
| 胃カメラ(鎮静剤あり) | 約6,500円 |
| 胃カメラ(生検あり) | 約9,000円 |
| 胃カメラ(ポリープ切除1カ所) | 約18,000円 |
| 大腸カメラ(観察のみ) | 約7,500円 |
| 大腸カメラ(鎮静剤あり) | 約8,000円 |
| 大腸カメラ(生検あり) | 約10,000円 |
| 大腸カメラ(ポリープ切除1カ所) | 約20,000円 |
| ピロリ菌検査追加 | 約8,000円 |
※上記はすべて保険診療3割負担の目安です。別途、診察料・採血・薬剤費等が2,000〜3,000円程度加算される場合があります。自費診療(胃カメラ+大腸カメラセット)は約45,000円前後が目安です。詳しくは受診時にお問い合わせください。
症状がある方・便潜血陽性の方は保険診療が適用されます。一方、症状がなく健康診断目的のみで受ける場合は自費診療となることがあります。事前の診察で保険適用の可否を確認することをお勧めします。
浜野胃腸科外科医院が貧血・消化管疾患の診療で大切にしていること
千葉県八千代市で1983年に開院した浜野胃腸科外科医院は、消化器内科・胃腸科に専門特化したクリニックとして地域の皆さまの消化器疾患の診療に取り組んでいます。「胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロにしたい」という思いを院是に掲げ、やさしい内視鏡検査による早期発見・早期治療を実現することを目指しています。
- 高い内視鏡実績と専門体制:2024年の年間内視鏡検査総数は4,497件。全ての医師が内視鏡検査を実施できる専門特化体制を整えており、食道・胃がん23名・大腸がん54名の早期発見実績があります。
- 鎮静剤使用の無痛内視鏡:過去の内視鏡検査で苦しかった経験をお持ちの方も、鎮静剤を使用することで体の力が抜けた状態で検査を受けていただけます(個人差があります)。検査後はリカバリールームでゆっくりお休みいただけます。
- カスタマイズ腸内洗浄:大腸カメラ前の下剤について、種類・服用場所・飲み方をご要望に合わせて調整できます。「下剤が苦手で大腸カメラをためらっていた」という方もお気軽にご相談ください。
- 女性医師在籍・同日検査対応:女性の患者様が異性医師の検査に抵抗を感じる場合に備え、女性医師が在籍しています。また、胃カメラ・大腸カメラの同日検査にも対応しており、通院回数を減らすことが可能です。
- 予約診療制・駅近・駐車場完備:八千代緑が丘駅徒歩1分・駐車場10台以上完備・24時間WEB予約対応。予約診療制のため待ち時間を大幅に抑えられます。

よくある質問(FAQ)
📝 この記事のまとめ
- 鉄欠乏性貧血の原因は月経・食事不足だけではなく、消化管からの出血が隠れている場合がある
- 胃潰瘍・胃がん・大腸ポリープ・大腸がんなどは初期に症状がほとんどなく、貧血や便潜血陽性が発見のきっかけになることがある
- 原因不明の貧血や便潜血陽性には、胃カメラ・大腸カメラによる内視鏡検査での精査が推奨される
- 胃カメラと大腸カメラの同日検査により、準備・通院の負担を軽減できる(担当医の判断による)
- 貧血・消化器症状が気になる方は、消化器内科・胃腸科への早めの相談が大切
貧血・便潜血・消化器症状のご相談は浜野胃腸科外科医院へ
千葉県八千代市・八千代緑が丘駅徒歩1分。鎮静剤使用の無痛内視鏡・同日検査・女性医師在籍。24時間WEB予約対応・予約診療制で待ち時間を大幅軽減。まずはお気軽にご予約ください。
>診療時間:午前 9:00〜12:00 / 午後 14:00〜18:00 休診:水曜・日曜・祝日(土曜診療あり)
貧血の原因をそのままにせず相談したい方へ
消化管出血による貧血が心配な方は、浜野胃腸科外科で胃カメラ・大腸カメラなどの検査についてご相談ください。
気になる症状や不安を医師に相談し、今後の検査や対応を確認しましょう。
浜野胃腸科外科に相談する浜野 徹也(はまの てつや)

現職
浜野胃腸科外科医院 副院長(2015年就任)
東京女子医科大学八千代医療センター 内視鏡科 非常勤講師
東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科 非常勤医師
千葉県がんセンター 消化器内科 非常勤医師
研修・経歴
立川相互病院(初期研修)→東京女子医科大学八千代医療センター(総合救急診療科 → 内視鏡科)
その後、千葉県がんセンターなどで非常勤として消化器内視鏡診療に従事
専門・理念
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医、
日本胆道学会認定指導医
「胃がん・大腸がんで亡くなる方をゼロにする」をミッションに掲げ、苦痛の少ない質の高い内視鏡検査の普及に努める
活動・社会貢献
20~30代を含む働き盛り世代や女性の大腸がん検診受診率向上にも注力。保育園との提携による検診の受診促進や、鎮静剤を用いた安心できる検査環境を提供
メッセージ
医師として「命を預かる責任」を、経営者としては「スタッフの生活を支える責任」を常に胸に刻み、「筋が通る人であり続ける」ことを信条に、日々成長を目指しています



貧血を指摘されたとき、消化管が原因とは考えにくいかもしれません。しかし、胃潰瘍や大腸ポリープ、大腸がんの初期は「貧血だけ」という状態で発見されることが少なくありません。当院では、内視鏡検査で出血源を特定し、その場でポリープ切除なども対応できる体制を整えています。「苦しそうで怖い」「忙しくて時間がない」という方のために、鎮静剤使用の検査や同日検査のご提案もしています。まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。