下痢の症状・症例・大腸カメラ検査について|八千代市の浜野胃腸科外科

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下痢

Diarrhea

下痢DIARRHEA

下痢とは?

水分含有量の多い便を頻回に排泄する状態と定義されています。
下痢はその持続期間により、2週間以内の急性の下痢、4週間以上続く慢性下痢に分類されます。

急性の下痢(2週間以内の下痢)

<感染性下痢症>

急性の下痢は、90%以上が感染に由来するものと言われています。多くの場合が以下に挙げるウイルスによるものと、細菌によるものに大別されます。

★ウイルス性

ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスなど 人から人への感染が多いです。
通常、放っておいても数日〜1週間程度で軽快します。医療機関においても特効薬は存在せず、プロバイオティクス製剤(整腸剤)や吐き気止めなど、対症療法が治療の中心になります。
ウイルス性腸炎で注意すべき点は、激しい嘔吐・下痢により脱水になってしまわないようにすることです。水分が摂取できているかが大切で、尿量(おしっこの量)を注意深く観察していただき、尿量が少ないようでしたら点滴による水分補給が必要となります。

★細菌性

病原性大腸菌、サルモネラ、キャンピロバクターなど 肉の生焼けや古い食べ物の摂取(いわゆる食中毒)などが原因になることが多いです。よく焼いたものでも、細菌の付着した手やトングなどから食物に付着することにより感染することも多くありますので、調理の配布時や食事前には、よく手を洗うようにしましょう。これらの感染症では、粘血便や緑黒色便、米のとぎ汁様の便など、水状の下痢便だけでない特徴的な便が排泄されますので、便の状態や回数などをよく観察することが大切です。また、免疫力の弱いお子さんやお年寄りでは、重篤な状態となることがありますので注意が必要です。

また、時折これら感染性下痢症がきっかけとなって過敏性腸症候群を発症し、下痢症状が長期化してしまうことがあります。

<非感染性下痢症>

暴飲暴食、アレルギー、薬剤の副作用、心理的な要因、などが下痢の原因となることがあります。症状が出現した頃に、新しい薬が始まった、仕事が忙しくなったなど、原因がないか思い出してみましょう。

慢性下痢(4週間以上続く下痢)

慢性の下痢は急性下痢とは異なり、原因は多岐にわたります。

1.炎症性疾患

★潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎については、以下よりご参照ください。

★Crohn病

Crohn病

Crohn病については、下痢が主な症状となりますが、長引く発熱など特異的ではない症状を呈することがあり、潰瘍性大腸炎と比較すると診断が難しい場合が多いです。ただこれらに加えて、痔瘻といった肛門病変を併発することが多く、こちらからCrohn病が疑われて、大腸内視鏡検査を行った結果、診断がつくことが多くあります。
治療は5-ASA製剤、副腎皮質ステロイド、免疫調整剤、抗サイトカイン療法といった投薬治療が中心となりますが、痔瘻をはじめ外科的手術により病勢をコントロールしなければならないことも多くあります。そのため、専門的な高次医療機関での治療をお願いすることが多いです。

★microscopic colitis

最近では、collagenous clitislymphocystic colitisといった病気も知られてきています。これらは、胃薬の投薬に伴い発症することが多く、投薬内容の中止や変更が基本的な治療となります。

microscopic colitis

microscopic colitis

microscopic colitis

2.機能性疾患

過敏性腸症候群(IBS)が代表疾患です。

3.内分泌疾患

甲状腺機能亢進症により、腸の活動が活発となり下痢になることがあります。他に、頻脈(ドキドキする)、体重減少、眼球突出といった症状も伴います。
糖尿病に伴う自律神経障害により、水分や電解質の輸送障害が生じ下痢になることがあります。糖尿病性の自律神経障害は、下痢だけでなく便秘も引き起こします。

4.薬剤起因性

先に挙げたcollagenous colitisのように胃薬の副作用で発症するものや、血圧の薬、痛み止め、抗菌薬など様々な薬の副作用により下痢をきたすことがあります。
下痢が始まった頃に、新たに始まった薬がないか思い出してみましょう。

5.その他

大腸がんや悪性リンパ腫、膵癌といった悪性疾患や、強皮症や全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチといった膠原病、胃や胆嚢の手術後でも慢性の下痢をきたすことがあります。

慢性下痢症の原因が大腸がんであることがあります

20〜30歳代の方でも、慢性下痢症の原因が大腸がんであることがあります。
特に、血縁のご家族が比較的若くして大腸がんになられたような家族歴がある方は、注意が必要です。がんの遺伝子診断が発展する中、最近ではLynch(リンチ)症候群という遺伝子変異に伴う大腸がんが注目されています。年齢の若い方は、慢性下痢症の原因を過敏性腸症候群だろうと思って経過をみてしまう傾向がありますが、大腸がんの家族歴がある方や、便に時折血液が混じるといった症状を伴う方は、なるべく早い段階で大腸内視鏡検査による大腸がんスクリーニング検査を是非受けてください。

20代の進行S状結腸がん

30代の進行S状結腸がん

40代の進行S状結腸がん

下痢でお困りの方へ

  • 「いつ頃から」下痢が始まりましたか?
  • 「もともとの便通の状態」はどのようでしたか?
  • 「急な発症」ですか?「緩徐な発症」ですか?
  • 「お腹が張る」「腹痛がある」「背中が痛む」「体重が落ちている」といった下痢以外の症状はありませんか?

慢性的な下痢症状は上記にあるように、大腸がんにより引き起こされていることがあります。症状の改善を目指すことはもちろん大切ですが、命に関わる重大な病気を見逃す訳にはいきませんので、ながく続く下痢症状でお困りの方は、一度は大腸内視鏡検査を受けていただくことをおすすめします。

当院では眠って行う大腸カメラ検査も行なっています。検査が不安な方や過去に検査が苦痛だったと感じている方にも安心して検査を受けていただける環境を整えていますので、命に関わる病気で悲しむ方が一人でも少なくなるように、早い段階での大腸カメラ検査をご検討ください。

大腸がんは適切な時期に適切な検査を行うことで、早期の状態で発見することができる可能性が高いがんです。浜野胃腸科外科医院は、適切な検査を提供することで、大腸がんにより亡くなってしまう方をゼロにすることを目指しています。検査自体に不安を感じてしまう方も多いと思いますが、正確な診断と苦痛の少ない優しい内視鏡検査を心がけていますので、症状だけでなく検査にご不安のある方も一度ご相談ください。

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